パンガン島ってどこ?となる人はまだ海外の音楽シーンについてあまり詳しくない人だろう。世界三大レイブ聖地といわれるパーティーアイランドとして有名だ。写真にあるデコレーションはブラックライトなどのデコレーションで、ジャングルの中で毎月ハーフムーン(半月)のときに開催されるハーフムーンフェスティバルである。

パンガン島のことはこちらにも書いているが、ちょうど2012年の夏終わりに出会った島なのだが、実際自分もタイにそんな毎日パーティーがある島があることなんて知る由もなかった。それはいつ知ったのかはっきり覚えてはいないのだが、パンガン島という島があるらしいと知った自分はすぐさま、バンコクからその島に向かった。

インターネット上で情報を検索してみると、やばい人たちといった情報が出てくる中、実際の島はどうなのかこの目でしっかり見てみたいと思った。実は、自分が20歳ごろの夢はパーティーアイランドをつくりたいといった漠然な夢物語を描いていたことがあったのだが、今でいうイビザ島のような島をその頃知ったのだろう。DJならきっと誰もが、白人のお姉さんたちに囲まれてHIPHOPのPVに出てくるようなプール沿いでキャピキャピしてみたいと思うことだろう。そう自分もそれを夢見たしょうもない若者の1人であった。

パーティーアイランドのイビザ島は知っていたが、こんな近くでいきやすい場所にもパーティーアイランドがあるのは日本人にとってとても好都合なのである。イビザはスペイン、ヨーロッパというと腰が引けるし、出来上がった島だからどうせ日本人にはチャンスはないだろうと確信していた。

その点、パンガン島は、イビザが夏だけのパーティーに対し、1年中開催されていること、ヨーロッパ人とくにイビザからの移住者も多いこと、まだ空港もなくこれからDJにとってもチャンスは多く見込めそうなこと。物価が日本の4分の1、航空チケットも片道13,000円でいけることを総合して、ここしかないと決めたわけである。

そして、実際に一人でパンガン島に飛び込んだ。正直アウェイになると思ったが結局なっていた笑。そう、英語もうまく通じるか不安で、アジア人だからっていっていじめられないかとか、そんな不安がよぎるのである。実際に声をかけたり友達になったりしたいなと思ったが、あまりにもアウェイな雰囲気に、1回目は早々に立ち去ってしまったことを記憶している。

アウェイな気分のまま帰ると、もうここにはこないかなとなっていたが、もう一度立ち止まって、自分がもし音楽の道を究めるのなら、この場所しかないと再起し、数か月後2回目のパンガンに。このときになると、不安は落ち着いて、独特の警戒心や恐怖感はほぼなくなっていた。とにかくいろんなパーティーを見てみようと、体力の続く限り毎日いろんなパーティーに顔を出した。

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そして、ついにきたフルムーンパーティー、毎月満月の日に開催される2万人~5万人ほどにビーチに集まり、オールジャンルでブースが並び踊り明かすミーハーなパーティーである。このパーティーがパンガンを有名にしたのか、その歴史は定かではないが、ヨーロッパ人の手で作り上げられ、ヒッピーカルチャー・トランスレイブパーティーから始まったとされている。

実際に昔はフルムーンパーティーはトランスばかりだったらしいが、今はEDMからレゲエまで10以上のDJブースからいろんなジャンルの音楽が流れてくる。そして、この島はジャンルによって地域や村が分かれていることも驚いた。東から西にいくほどナチュラルなサウンドになり、最後にはローカルな普通のタイの村があるだけになり、そしてその奥は人もいない静かなビーチがある。なんとも音楽の島としてこれほど色とりどりで分かりやすい島はないと感じだ。

そして、帰り際仲良くなったやまさんという日本語がかたことなタイ人のおじさんと仲良くなり、日本人的なもてなしに歓迎したと同時に、この人がいる島にもう一度きたい。そして、ここに住みたい、ここを拠点にしようと心に決めたのである。

 

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