気づいたら今年のグラミー賞授賞式が終わっておりました。トランプ大統領のパフォーマンスが派手すぎて、アメリカもそれどころじゃないんでしょうかね。このところテレビもめっきり見なくなってしまい、こうした話題を逃してしまうことも多くなりまして、世界最高峰の音楽の祭典・賞と言われるグラミーのことくらいはチェックしないとと思いました。

パンガン仲間のアルバも確か2014年度のグラミー賞にノミネートされてて、裏話もいろいろと聞かせてもらいました。確かにこの賞は音楽家にとっては最高の名誉だと思いますし、できれば日本人もどんどん受賞してもらいたいものです。

今年のグラミー賞は、アデル・デビットボウイ・ビヨンセといったアーティストが受賞していましたね。結局のところプロデューサーだったり、リミキサーだったり、クラブミュージックの枠はなかなか狭き門ですが、それでも圧倒的な表現方法や革新的な音楽で受賞される方々には尊敬します。

このアデル・デビットボウイ・ビヨンセといえば欧米で言えば、安室奈美恵だったり、浜崎あゆみだったり、そのレベルの人々なんでしょうが、アデルもビヨンセも、歌のレベルはもう極端にレベルが高くて、JPOPのアイドルがゴタゴタいったらいけない空気ですね。

デビットボウイは亡くなりましたが英国の永遠のアイドル・スターですね。過去、戦場のメリークリスマスっていう映画で、坂本龍一とも共演しています。北野武も出演する作品。

アデルは欧・ビヨンセは米って感じで捉えましたが、さてそこに、日が入り込む隙はあるのでしょうか。ノミネートは2010年頃から多くなってきましたが、どれも受賞までたどり着けずなまま。坂本龍一、あ、彼は英国・米国両方のグラミー賞を受賞されていらっしゃいましたようです。さすが教授。

食い込めるのはやはり欧米にいい意味で攻める人たちですね。

夏木アルバは2015年度グラミー賞にノミネートされたのですが、彼女からもいろいろとノミネートの事情、グラミーの事情を聞かせてもらいました。その年には、元ちとせ、lecca、COMA-CHIっていったアーティストが、元・外交官の阿曽沼和彦プロデュースでノミネートを実現したとのことでした。本人いわく、棚から牡丹餅といってますが、運も実力のうち、さらに高みを目指して頑張ってほしいところ。

夏木アルバ

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元外交官がプロデューサーってところがおうっ?って感じですが、グラミーも成熟してかなりの権威があるのも当然その利権スキームが存在して、そのルールに合わせてキャスティング権をゲットする流れっぽいですね。

今年度は、starRoというプロデューサーがノミネートされていましたが、ロサンゼルス在住ということで、そのパイプづくりもできる環境はうらやましいです。アルバ氏も現在ロサンゼルスのようですが、アメリカンドリームがそこにあるんでしょうか。いつかはいってみたい場所です。

ノミネートまでは、日本人もどんどんできるようになってきているわけですが、受賞までの道のりは坂本龍一しか知らないのでしょうか。やはり、映画の名作トラックだったり、それなりのフックがあるタイアップがよいのでしょうか。過去、ダフトパンクや、スクリレックスなんかも受賞していますが、わかりやすい音楽のあたしい表現の変化が評価されているのかなと感じます。

ダフトパンクであれば、レコーディングブースの前でライブ、プロデューサーにとっては、スタジオとライブ会場は同じだし、ボーカルさえもデジタルな今、その垣根はなくなっているんだといったことを目で見せました。実際、どこからどこまで生演奏で、どこからデジタルなのか、そんなものはもう関係ないのかなと。そして、そのダフトパンクさえも本来顔を見せませんが、彼らは中身は変われるわけで、本来の主体とはなにか、被り物をやるアーティストが増えましたが、アニメのように擬人化したほうが生身の人間をマネジメントするよりも楽なのかもしれませんね。

スクリレックスは、ダブステップっていうイギリスの音楽ジャンルをある作品で、縦軸と横軸の存在を明確に示しました。音楽はメロディーだと思っている人にとって、打楽器やらベースまでは音楽と理解できるけど、これまで忌み嫌われてきた「ノイズ」そのものさえも音楽の一部なんだという「ベースミュージック」の核心をおじいさん、おばあさんにもわかりやすく伝えたところに評価のポイントがあったのではと思います。

グラミーではそんな、音楽の表現の革新さを常に追求してほしいし、日本のどこかのレコード大賞のように、利権や馴れ合いだけの陳腐な賞になってもらいたくはないなと思います。どうしても、日本の音楽産業の腐敗・衰退具合を見ていると、先が暗くやはり海外に出ることが音楽家生き残りの重要な手段であることも沸々と感じる今日この頃でした。

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