Asaと出会ったのは、サウンドクラウドでフォローしてくれていたイスラエルのプロモーターからのフェイスブック上での紹介でした。2011年Satsuma Festivalをやる時くらいだったかもしれません。その当時、サウンドクラウドを通じて音楽のつながりが一気に広がったこともあり、自分の作品づくりのためにも、様々なクリエイターたちとの交流を海外にもった頃でした。

彼の音楽を聴いたとき、彼はロンドンに住んでいたのだけれど、すぐにブリストル・サウンドだと気付いた。このブリストル・サウンドっていうととても抽象的なのですが、過去ロニサイズだったり、ベースメントジャックスといったBASS MUSICの巨匠たちが拠点に構えるロンドンから3時間ほど電車で行った地方都市でうまれるサウンドを総称して言ったりするわけです。といってもそんな定義などあるわけなく、感覚的にこれはブリストルサウンドってのが、作り手からすると作り方の癖というか表現でなんとなくわかるわけです。

ブリストルの場所

そんな彼がいつのまにかロンドンからブリストルに移り住んでいたことは、案の定という感じでもあったわけですが、彼の作品。かなり強烈に斬新であり、新たな次元に達していると感じました。彼とのやり取りでまだ未発表の曲を自分のDJのプレイでオーストラリアでもやってみましたが、やっぱり好評。彼はまだその当時、ニュースクール系のドラムンベース崇拝者だったのだけれど、曲調はその枠に収まらない新たな次元のBASS MUSICだったわけで、その当時はShogun Audioとかそのへんを目指していたのだけれど、今やもうレーベルとかじゃなくて、彼の音を直接リスナーにつなげるだけでいいわけで。結局のところ彼は彼自身の音楽プロダクションとしてかなりの独立性を保って成功しているように思う。こちらがASAのサウンドクラウド。

ニューエイジのスーパークリエイター、技術もセンスも圧倒された久々のやつだったという印象です。彼の作品には、このサウンドクラウドにある通り、最近はもう生演奏なのかシンセサイザーなのかわからないほどに音の繊細さが増しており、BASS MUSICというよりも、音響芸術といったものに近いと感じる。

ただ、彼の過去の作品でのBASS MUSICは半端なく図太いベースとノイズ、そしてブラックミュージックや他様々なカルチャーを融合させた洗礼されたブリストルサウンドだった。そして今もそのシンプルさ、そして新しいコンセプトの産みだし方は彼ならではだと思う。スキルとセンス、この両方をこのレベルまで持っていけるクリエイターもなかなかいない。ちょうど彼のつくる音、とくにスネアのリアルさをようやく最近パクれるようになった。

パクリはいけないけど、音作りの練習で模倣してすぐにつくれる音には自分は興味がない。もっと未知な音を探し求めているわけで、5年前の彼にいろんなことを学んだのもまた事実。技術を高め、自分のセンスを自由自在に音に表現できるように、まだ誰も思いついていない新しい表現方法を探したり、そんな試行錯誤が彼の作品には見え隠れする。そして、そのたびに未来を描く。現在は欧米を中心に飛び回っているみたいだが、いつの日か日本で共演できることを楽しみにしてます。

そんな自分はまだ一度もブリストルに行ったことがないのですが、弟がロンドンにいるうちにいかないとなと今年もしいけたらよいなあと、この夢見る地方都市ブリストルに憧れを抱くのでした。

ブリストルには、実は自分の音楽を好きで聞いてくれる人たちもちらほら。そんな彼ら彼女らはブリストルのことを、暇や~、そんなたいした街じゃないよっと言ってます。勝手に憧れを板いているブリストルの風ですが、住めばまたそうなるのでしょうかね。人間って結局ないものねだりが多いのかな。しかしまあ、行きたいと思えばいけばいいだけだと思います。

彼から直接プロモとしてもらった作品のひとつに、今年グラミーに輝く、Adeleのリミックス作品がありました。

この曲は知らない人はいないですよね。彼の美しくまとわりつく打楽器やノイズ、ベースが、Adeleの名曲を一層際立たせてますね。Awesome

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