大沢伸一さんといえば、国内でもトップ5に入る著名DJ・音楽プロデューサーですが、こちらの記事で最近インタビューが掲載されたのでご紹介。自分も彼がリリースしたアルバムで青春時代の思い出のアルバムがあります。この曲はCMで爆発的な人気を得てその後Mondo Grossoを世間に大きく知らしめた、Birdをフィーチャーした作品。名曲は今になってもやっぱり名曲ですね。

東京時代は縁あって、Mondo Grossoの初期メンバーの1人、堀江さんと懇意にさせて頂いてたこともあり、トラック制作や自分の高校時代の同窓会でライブでコラボしてもらったりと、作品の制作仲間としてもいろいろと語り合った時期がありました。当の本人大沢さんとは1度だけAVEX関連のことでお会いしたことがあり、特に会話もせず、あ、大沢さんだと意にとめただけでした。フェイスブック友達ではありますけど何かきっかけがあればお会いできればよいなと思います。

そんな大物音楽プロデューサーのこの発言は、音楽業界ひいてはプロデューサー業界はもうだめっすという厳しいメッセージに感じる。

大沢:「プロってそんなに大事か?」って。それで飯を食うために技術を磨くって、そんなこと当たり前の努力だし、ミュージシャンなら誰でもやってます。プロであることにこだわる時代じゃないですよ。自分のやりたいライフワークは、プロかどうかと一緒にしちゃダメなんです。

このインタビュー発言でプロかどうかという話があるが、まさにここが大沢さん自身含め音楽家が悩み続ける一線ではないでしょうか。

過去、自分も音楽活動と国際経営コンサルティングでのビジネスの修行という二束のわらじをはいて、その後独立しました。その業界では色んな業種や会社を見ることができたのだけれど、独立するときめながら入った会社で、やはり音楽で独立することに挑戦し始めたのでした。結果は散々、借金は抱えるは、彼女には逃げられるわ、地の底を感じた高円寺での25歳頃のことでした。

それでもなお、やめずに作品をつくり続けた理由は、独立を支えてくれた社長がいたからこそでしたが、そのおかげでちょっと変わった作品のヒットの仕方をしたのでした。

独立当初は音楽をつくって食っていこうと必死でしたが、請負制作ばかり。下請け音楽家は名を売るチャンスもなく、匿名性を求められ、一生それをやって食っていくことに意義を感じなかったのですが、大沢さんのアーティストプロデュース業もきっとそのような状況だったのでしょうか。やっぱりつくらされる音楽と、つくりたい音楽は別物で、みんなつくりたい音楽で食べていきたいわけです。

そのことが、国内トップのプロデューサーでも難しくなるとすると、この業界の根本的な原因に問題があると考えていいのだと思う。

大沢:僕はプロになったときが一番不安でした。事務所から援助金をもらって「音楽を作りなさい」という状況になると、すごく不安なんです。こうやって今いろんなことに手を出しているのは、音楽を作って得られる収入がゼロになったとしても、音楽をやめなくてもいい状況を作ろうとしてるんですよね。

国内トッププロデューサーがここまで現実をリアルに伝えてくれること自体に、本人の誠実な一面を感じることができるし、相当に努力をされてこられた方でもこうなんだと思うと、日本の音楽産業もしくは、法制度レベル例えば放送法・風営法などが問題なんじゃないかと思う。

CDが売れなくなったから、ダウンロードも無料が当たり前だから。いろいろと音楽家の生きるすべは絶たれているが、どこにチャンスを見出すべきかを考えると、

―今って若い人の中で「音楽はタダで聴くもの」という価値観が生まれつつあるとよく言われますが、それも音楽を聴くことに体験が付随してないことが大きな理由かもしれないですね。

体験が付随していないこと。

このことはよく理解できる。そもそも、音楽はコミュニケーションの手段であって、結局は人と人がつながる要素が大きいわけで、昨今フェスブームがあるのもそのひとつなんじゃないかと思う。音楽というよりは、その音楽が流れる美しい空間を体験したい、そうした思い出をリアルでシェアしたいというのがフェスの醍醐味だと思う。

それこそ、フェス市場はどんどん伸びているし、欧米では国境を越えて海外のフェスに行くことが当たり前になっている今、日本の若者も海外のフェスにいきたいと思う人も多いのではないかと思う。そこにもっともふさわしい場所がパンガンと思ったのだが、これはあながち間違っていない。

イビザはそうした若者の体験価値に含まれる音楽という位置づけで、デビットゲッタ―や様々なミリオンヒッターを生み出してきたわけだが、日本人が頻繁にイビザに行くには非現実的であり、パンガンがちょうどいいのだ。ヨーロッパ人ならイビザが手っ取り早いと思うが、日本人ならやっぱりパンガンがそれを手っ取り早く体験できる異国のパーティーアイランドなのだと思う。そしてその地で何らかのマネタライズをすることができたらおのずと可能性の大きい国際音楽産業に優位に参入できるといった具合だ。

パンガンにくるひとたちは国内のクラブに飽き飽きしていて、つまらないというし、海外だからこそ楽しいという声が圧倒的だ。それがタイの南のきれいな島であるとすれば、それはもういくべきところではないでしょうか。

どうしても、イビザが兄貴分としてパンガンよりも上位に扱われるところがあるがそれは仕方がないだろう。しかし、日本人・アジアからとおいイビザを狙うよりは、圧倒的にコストパフォーマンスの高いパンガンを、そして多くの面でイビザよりも優位性の高いパンガンを知ることになるだろう。

パンガンがイビザよりもいいところ

  1. 日本人にとってスペインのイビザよりもタイのパンガンは気軽に安くいける
  2. イビザは夏だけ、冬はシーズンオフ。パンガンは年中OK
  3. 日本人音楽家にとってチャンスが大きい。成長の余事が高い。スポンサーが獲得しやすい。
  4. イビザには日本人DJが活躍できるチャンスはない。あってもタレントDJ。

こんなところだろうか。ホテルとして参入したパンガンだが、その拠点化は順調に推移している。やがて、そのうち何を仕掛けたかが見えてくると思いますのでお楽しみに、。

歴史に学び、現代を見て、未来をつくる

そんな超カッティングエッジな生き方と音楽を追求していきたいわけであります。

以上

 

 

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