先日お伝えした音楽プロデューサー、大沢伸一氏のことについて書きましたが、日本の音楽の未来は暗いなあと感じていた今日この頃、今年のグラミーアワードをゲットした新世代ラッパー、チャンス・ザ・ラッパーに関しての考察とそれのモデルを検証する記事があったので紹介。その記事はこちら

音楽を”売らない”新世代スター「チャンス・ザ・ラッパー」の衝撃

とこのようなタイトルで始まるこの記事ですが、何が衝撃かと言いますと、このアーティスト、これまでCDもレコードもリリースしたことがないようです。私も以前こちらの記事でそのことについて書いたのですが、まさにアメリカもそういった状況のまっただ中のようですね。CDやレコードに関わらず出版業は本もDVDも今かなり変化しています。

チャンス・ザ・ラッパーについてはグラミーのリストで目にした程度でどのようなアーティストかはあまり知りません。のでとりあえずYoutubeをアップしときます。

ラッパーってより、歌ですよね。シンガー。アメリカらしい抜けのいいHIPHOP。90年代とさほど変化はない気がしますが、その時代を好きな人はきっと好きなはず。でもうまく新しめのテク・ボコーダーを取り入れてますね。

さて、本題ですがこのアーティストが今年のグラミーに輝き、音楽の新世代モデルと言われる理由はなんでしょうか。記事を引用してみると、

おそらく、遅かれ早かれ、日本でも状況は変わっていくはずだ。変化に対応できないものは、徐々に淘汰されていくはずだ。

では、その先に何が訪れるか。

ここ数年、アメリカで起こっていることが参考になる。まず一つ言えるのは、CDとして発売されない「ストリーミング発」のヒット作が生まれる、ということだ。

日本もだいぶ淘汰されはじめて、かのAVEXさんもその急激な時代の変化についていけるかどうか今必死なようです。ここでのストリーミング発のヒットとはですが、ようはサウンドクラウドやスポティファイのようなウェブサービス・ストリーミングで多くの人にフォローされたり、コメントされたり、話題になることを指しています。実は私もこの現象に2010年頃、遭遇しました。それがこちらです。

サウンドクラウドで多くのメッセージ10000通以上(レコード会社・エージェント・プロモーター他フォロワーなど)、フォロワー数4741人、トラックを見てもらえればわかると思いますが主に欧米のリスナーに多くの評価をもらいました。その中ではCDやレコードを出さないかなどのオファーもたくさんありましたが、自分の著作権をゆずる価値を感じる条件はなく、直接メッセージをくれた欧米の著名アーティストと一緒に作品をつくるほうが刺激的でしたし価値があり、反面メジャーをはさむとめんどいのはもうこりごりだったので、彼がリリースのオファーを断りつづけた理由もわかります。

特筆すべきは、この2枚のアルバムがすべて無料で配信されたこと。フリーダウンロードゆえにヒップホップ界の用語で「ミックステープ」とも称されたこの2作が大きな話題を巻き起こしたことが、彼の地位を押し上げた。
数々のメジャーレーベルが獲得に動いたが、その契約オファーを彼はすべて断った。あくまで有料販売をしないという方針を貫いた。

そしてチャンス・ザ・ラッパーは、2016年5月に新作『カラーリング・ブック』をリリースする。CDもダウンロード販売もなく、アップル・ミュージック限定で配信リリースされた作品だ。アルバムはビルボードチャートで初登場8位にランクイン。

ストリーミング配信の再生数によるポイントは数万枚のCDセールスに匹敵する数字となり、史上初の「ストリーミング配信のみで全米トップ10にランクインしたアルバム」となった。

重要なのは、ストリーミング配信によって、若い世代のアーティストが夢を掴むための新しい可能性が生まれていることだ。

この本の冒頭では、「『音楽が売れない』と言われ続けて、もう20年近くが経つ」と書いた。しかし現在のアメリカの状況は、音楽が〝売れない〟という認識のはるか先を進んでいる。意図的に音楽を〝売らない〟ことを選び続けたアーティストが、新世代のスターになり、巨額の収入を得ているのである。

ここで、このサイトの筆者は、このフリーダウンロードについて言及しています。ストリーミング配信によって新しい可能性が生まれているとのことのようですが、これについてはサウンドクラウド・もしくはスポティファイで一種の巨大なアクセスが特定のクリエイターに集中することで、ヒットとよばれる現象が起こるといっています。

でも結局、この文だけでは、音楽家がフリーで音楽つくって、フォロワーを獲得して、何が残るの?とちゃんと書かれていません。Youtubeも載せましたが、コンテンツ収入としてはその広告収入が一番大きいのではないかなと思います。

音楽を含め、文化産業の主な収入は3つに絞られます。著作権収入・物販・広告、この3つが柱になりますが実はこの第4のモデルが新世代のコンテンツビジネスと言われています。

それは自身の持つブログや公式サイトのオーソリティというランキングなのですが、これはIT業界にとって、非常に価値のあるものになっています。著名人のブログに広告リンクをはらせてもらうようなものですが、多くの人がこの効果にたんなる看板レベルの効果しかないと思われている方が多く、そのGoogleが計測するオーソリティランクは、様々な産業の検索の上位表示にとって非常に重要なものとなっています。

これは、その著名人なり、スペシャリストのもつ権威性を測るGoogleのランクなのですが、大ヒットした作品もしくは専用のサイト・ページ、アカウントは、非常に高いオーソリティランクを得ます。

そのサイトやページからつながるリンクは、Googleが価値あるサイトとして認識し、リンク先のページをより高く上位表示するようになります。

しかも、その効果は非常に長く、作品がヒットして息が長くて2年といわれるコンテンツ業界よりも、10年以上その効果は続きます。それではどのようにしてそうした作品はネット上やストリーミングでどのようにヒットするのでしょうか?のちのちそのことについてのブログ記事を作成しますので、いましばらくお待ちください。

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