坂本龍一さんというと、誰でも知っているほど著名な日本人音楽家です。それほどまでに評価される理由について少し研究してみました。

FACT MAGAZINEとは?

こちらのウェブサイト専門の音楽メディアで、過去イギリスで出版されていた音楽雑誌が元となり、ウェブメディア化したもののようです。http://www.factmag.com/

なんとかMagっていうウェブサイトも多いようですが、こちらは英国社会から世界という目線で国際音楽シーンを評論しているイメージがあります。こちらには坂本龍一さんの特集記事、最新アルバムのasyncより、その作品紹介も兼ねて記事が書かれています。

http://www.factmag.com/2017/12/21/ryuichi-sakamoto-interview-async-2017/

どのような方が取材しているのかと気になってみてみると、ロンドン在住の、AI Hornerさんという方がこのウェブサイトのエディターやインタビューを担当していらっしゃるようです。今回坂本龍一さんの特集記事に関わらず、ビョークやエイフェックスツインといったヨーロッパ系アーティストのインタビューもされていらっしゃるご様子。

ある意味、こうした音楽マガジンは、イギリスやヨーロッパの目線がどうなっているのかがよく読み取れます。この坂本龍一さんの特集記事では、以下のようなポイントが見て取れました。

・Yellow Magic Orchestraでの評価

・映画”戦場のメリークリスマス”での音楽担当・デビット・ボーイとの共演

・マドンナのミュージックビデオ出演

こうしたキャリアのある人物だということが表に出され、今回の作品についてのコンセプトについての取材、そして、同マガジンが選ぶ2017年度の1位に選ばれた作品として紹介されています。

記事を見てもわかる通り、イギリスの生み出した最高峰の世界的アーティスト、デビットボーイと共演した機会は、イギリスでも最大の評価の指標になるのではないでしょうか。戦場のメリークリスマスやイエローマジックオーケストラの欧米社会への皮肉に込められた野心は実り、十分にその影響力を及ぼしているようです。

これだけでも、十分グラミー賞候補としての期待を感じることができますが、重要なのはその作品の中身。タイトルは非同期async。それぞれの素晴らしいメロディやノイズ、倍音を兼ねそろえた単音が打楽器としても美しく、それぞれが数学的に同期しているのかしていないのか、それぞれが交差するタイミングで1回たりとも同期していない音同士の共鳴を描いた作品と感じました。どれだけ非同期の音同士であっても、それぞれは掛け算すると同期する。時間が解決してくれる。自然との調和と、非常に理数学的要素を含んだ作品だなと感じました。

さて、この非常に注目の作品、2018年度のグラミー賞を獲得することになるのか。非常に結果が楽しみです。

 

 

 

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